勝負の世界で戦うアスリート、その背中を押してきたのはいつも近くで見守る家族の存在。遺影を抱く丸山守さんと妻の信子さん。娘はスキージャンプの丸山希27歳。女子ノーマルヒルで日本勢メダル第1号、さらに混合団体でも銅メダルを獲得。その原動力は母との約束だった。兄と姉の影響でジャンプを始めた丸山希、その挑戦を誰より応援していたのが母・信子さんだった。しかし高校生の時他界。生前に母が残した言葉である、チャンスを無駄にしないでほしい。悲しみの中で芽生えた覚悟、お母さんに1番になったところをみせたいと丸山は存在感を示していく。STV杯ジャンプ大会で優勝したのは母の命日だった。そして迎えた初の大舞台。スタンドには父と遺影の母。丸山は2冠、家族へ届けた恩返しだった。
