第三セクターの道南いさりび鉄道では、観光客が減る冬の乗客増加につなげようと7年前から毎年この時期に「夜景列車」を運行している。外の景色がよく見えるよう、2両編成のうち後ろの車両の照明を暗くし、北杜市・上磯駅~木古内町・木古内駅間の29キロの区間を40分ほどかけて走行する。車窓からは函館の夜景や津軽海峡に浮かぶいさり火などの夜景が楽しめる他、車内にはクリスマスの飾り付けも行われるという。今月17日~24日までの8日間、毎日一往復運行され、予約は不要で通常運賃で乗車可能。道南いさりび鉄道は「函館の海沿いの夜景を楽しむことが出来る貴重な機会なので、ぜひ多くの方に乗車いただき、夜汽車の雰囲気を楽しんでもらいたい」としている。