きょうのテーマは「iPS細胞由来の治療薬」。京都大学の山中伸弥教授が約20年前に作り出すことに成功したのがiPS細胞。今、世界で初となるiPS細胞由来のパーキンソン病治療薬の実用化に向けた研究が進んでいる。年々増加するパーキンソン病患者を救う一手となるのか。大阪府に住む今西久子さん59歳は、今から4年前にパーキンソン病と診断された。パーキンソン病の主な治療法は薬物療法。脳内でドーパミンを作る細胞の機能が失われていく病気で、薬を飲むことでドーパミンを補う。1回の効果は3時間ほどだという。自宅を出発し仕事に向かった今西さん。スタッフとして働く大阪・関西万博の会場に向かった。働く前に2回目の薬を飲む。1日4回服用している。働いている様子を見ると、薬が効いているのか歩き方に違和感はない。ただ、パーキンソン病の治療薬には副作用がある。薬や運動で病気の進行を遅らせることはできるが、根本的な治療法はない。今西さんのようにパーキンソン病と向き合う人は年々増加している。集まっていたのは全国で約6000人の会員がいるパーキンソン病友の会。月に1度、交流会を行っている。パーキンソン病の患者数はこの30年で倍以上に増加。現在、国内に25万人以上いるとされ、今後も増加が見込まれている。そんな中、新たな動きが。住友ファーマはパーキンソン病のiPS細胞由来の医薬品候補について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。実用化に向けた研究の最前線に行くと、何かがのびていた。
