ホンダと日産自動車が経営統合に向けて動きを進めている中、台湾企業のホンハイが日産の買収を検討していることが新たに分かった。関係者によるとホンダと日産は来週23日にも経営統合に向けた協議を開始するという。2社はことし3月からEVの開発などで協業の検討を開始しており、8月には三菱自動車も加わることを発表していた。日産の業績が悪化したことから経営改革を急いだとみられる。こうした中、家電メーカーのシャープを買収した台湾のホンハイが日産の買収を検討していることがホンハイグループの幹部への取材で明らかになった。この買収案はホンハイのEV事業で責任者を務める日産の元副COOが提案したもので日産のEV事業やAI事業を傘下に収める狙いがあるという。こうしたことも日産とホンダの経営統合を後押ししたと考えられる。