カメラの前でポーズを決めるのはサッカー元日本代表・小野伸二さんファミリー。妻・千恵子さんが専属モデルを務めるファッション誌「STORY」での撮影の一幕。撮影のテーマは小野ファミリーの「新たなスタート」ということで、現在アメリカに留学中の長女・夏蓮さんと高校生の次女・里桜さんを含めた家族4人での撮影が実現した。小野さんといえば1998年のフランスW杯に日本史上最年少の18歳で出場。その後、W杯は3大会連続、オリンピックにも出場するなど世界を舞台に活躍した。そのボールさばきは「日本のファンタジスタ」と称賛されるほど。そんな小野さんが千恵子さんと結婚したのは初めて海外のクラブでプレーした2001年。小野さん初めての海外生活を支えるため、当時大学生だった千恵子さんも一緒にオランダへ。その後、2006年に浦和レッズに復帰するも2008年に再びドイツのクラブへ移籍。この時、幼い娘が2人、次女は前年に生まれたばかりで、「もう海外には行かない」という話をしていたため、長女は受験を終えたばかりだったそう。そこで小野さんは単身で海外に行くこととなった。千恵子さんは子育てのあまりの多忙さから当時の記憶はほとんどないそうだが、今では「母として成長させてもらった」と前向きに捉えているという。小野さんはその後も国内外の複数クラブでプレーし、去年26年間の現役生活に別れを告げた。長い間世界を相手に戦ってきた小野さん。日本が誇る稀代のファンタジスタは家でもストイックかと思いきや、「会話を私たちに合わせてくれる」「ぴえんとか言ってくる」とのこと。小野さんは「TikTok情報は子どもたちとの会話にも使えるので2時間位見ている。(若者言葉を)無理やり使ってるわけでもないですけどね」などと話す。撮影の合間には娘にダンスを促されるも、「パパって唯一できないことダンスだよね」と言われてしまう。ただ、この”新しいことに挑戦する姿勢”こそが小野さんがサッカー人生で大切にしている「楽しむ」という言葉に繋がってくる。国内外のクラブを渡り歩き挑戦し続けてきた小野さんが大切にしているのが「楽しむ」ということ。家族には「それぞれやりたいことを楽しんでほしい」と願う小野さんは「いま、子どもたちがそれぞれ好きなことを見つけ、まっすぐ育ってくれているのは紛れもなく千恵子のおかげ。長い間、自分の時間を削り子どもたちのために割いてくれた。だからこそやっと見つけた彼女の夢は、全力で応援したいと思っています」と語る。千恵子さんが新たに見つけた夢は、犬とその家族のためのブランド「LAUW」の立ち上げ。サッカーを楽しみながらプレーし、その姿を家族に見せていた夫のように、千恵子さんも「好きだから頑張れる」という姿を子どもたちに見せたいという。そしてそんな両親に触発されたのか、夏蓮さんはミュージカルや音楽活動、里桜さんはジャズダンスと子どもたちもそれぞれ楽しみながら挑戦をしている。
住所: 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
URL: http://www.sapporo-dome.co.jp/
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