平成16年11月29日、竹のブラシを回転させ積もった雪を取り除く札幌の冬の風物詩ササラ電車がこの時期、初めて出動した。ササラ電車は細く裂いた竹を束ねて鍋などを洗う“ささら”をヒントに大正時代に作られた。長さ30センチ程の竹を束ねたブラシを車両の前後に取りつけ回転させて積もった雪を飛ばす。この日は、朝の4時までに15センチの積雪を観測したため路面電車が走り始める前にササラ電車の出動となった。雪煙をあげながら積もった雪を取り除いていく。札幌の人々に本格的な冬の到来を告げる風景。
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