90歳の佐藤實さんは毎朝視覚障害者を施設で出迎えるのが日課。佐藤さんは福祉施設の仕事の中で点図の制作を担当している。点図とは点字の凹凸の配置や大きさで絵や図などを表現するもので、佐藤さんが開発した。佐藤さんが今手掛けるのは来年度の教科書などに使用する地図やグラフの点図で、海岸線や国境線などを点の配置と大きさで表現している。点図は盲学校で使用する教科書などで必要となるが自動化して大量生産するのは困難だそうで、技術を伝えている。
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