子宮けいがんワクチンを接種した女性は17歳から27歳では半数を超えたとみられることがわかった。HPVワクチンのキャッチアップ接種の対象は1997年〜2007年度に産まれた女性。無料接種は来年3月まで。今月中に接種すれば期限内に3回打つことが可能。接種費用約9万円(3回分)が無料となる。エムスリーの推計ではこのワクチン接種は9月以降増え、先月時点で17〜27歳で1回でも打った人の割合は55.4%だった。元々接種率が高い25〜27歳では86.1%が接種したが、17歳〜24歳では42.5%にとどまる。専門家は「このままでは年代によって子宮けいがんになる割合に大きな差が出てしまう」と懸念している。