農林水産省の試算によると、農業経営体は2020年の60万から2030年には27万と、半分以下に減る見通し。こうした中、いかに少ない人数でコメを作り続けるかが、課題になっている。埼玉・杉戸町の農業生産法人代表の山崎さんは、水を張らない田んぼで米作りを始めた。収穫量はジャカン減ったが、繁忙期の労働時間が7割減らせた。乾田の生産の課題は養分が不足し、生育が安定しないことだったが、それを可能にしたのが、大手ビールメーカーグループ会社開発のビール酵母を活用した液体肥料である。今年田んぼの面積を去年の3倍に拡大し、生産方法などを公開して、各地の農家につなげたいとしている。