小田原は江戸時代から「練り物」が名産で、市内にある「かまぼこ通り」には老舗の蒲鉾店が数多く残っている。その伝統の味を守る地元商店が中心となり、2003年に「小田原おでん会」を発足。地元商店10社がそれぞれ開発したおでん種を使った「小田原おでん」が新たなご当地グルメとして誕生した。特に地元市民に人気の「小田原おでん本店」はランチ・ディナーともに常に予約客で賑わっているとのこと。出汁は3種類の昆布と鰹節・塩・水のみで、おでん種から出る出汁を計算して煮込むことにより深みのある味になるという。中でも大根はおでん用に育てられた大根を使用しており、甘みが強くキメが細かいので煮崩れせずに出汁の味が染み込むとのこと。また小田原は梅の産地としても有名で、小田原おでん会と地元の味噌屋が共同開発した「梅みそ」をつけて食べるのが新常識だという。
住所: 神奈川県小田原市本町3-13-54