宮崎県のポツンと一軒家を訪ね、主の良人さんに話を聞いた。山には大量のホタルがいるという。日本に生息するホタルは約50種類で、水性ホタルと陸生ホタルの大きく2つに分類される。ゲンジボタルやヘイケボタルは水性ホタル、この山に住むヒメボタルは陸生ホタル。水性ホタルは3種類だけでほかはすべて陸生ホタル。ゲンジボタルは2~4秒間隔でゆっくり点滅するのに対し、ヒメボタルは1秒未満の間隔で点滅する。5月中旬に羽化して約1か月間発光する。もっと知ってほしいとだんだんと子どもたちの体験施設になっていったという。森にステージを作ってコンサートを開いたり、1月には植樹祭を行うなど子どもたちが自然を体験できる様々なイベントを開催していたが、ここ数年はコロナ禍でほとんどが中止になった。家の中は全面杉の木で、関西火鉢や薪ストーブがあった。風呂場からは外が見えるようになっていた。2階のベランダからは山の絶景が望めた。16年前奥に平屋を増築。最大7人まで宿泊することができる。