フジ・メディア・ホールディングスをめぐっては、村上世彰氏がかかわる投資会社レノや、長女の野村絢氏が株式を買い増しを進めていて保有比率は15.06%にまで高まっている。取締役会で決議された方針は、特定の大株主が20%以上を取得するなどした場合、株主意思確認総会を開くなどした上で、他の株主に新株予約権を無償で割り当てるなどの措置を講じる。フジ・メディア・ホールディングスは旧村上ファンド系の投資会社などの株式買い集めにより、企業価値が株主共同の利益の最大化が妨げられ、毀損されるおそれが否定できないと説明している。