ヤクルト・村上宗隆は史上初の三冠王に輝いた翌年、オールスターに落選した。昨シーズンは王貞治氏の記録を塗り替える日本選手最多56本塁打に、史上最年少での三冠王。WBCでもメキシコ戦で逆転サヨナラ打を放った。しかし今シーズンは極度の不振に喘ぐ姿があった。世界のトッププレイヤーに感化されシーズン直前に取り入れた新たなトレーニング。しかし高みを目指したが故の代償となった。主砲としての原点。前半戦最後の5試合で4HR10打点、打率.391をマークした。心・技・体、全てで原点に立ち返った村上は「もう一度打ちまくれるように頑張りたい」と話す。