世界平和記念聖堂のパイプオルガンは同じ敗戦国のドイツから贈られた。他にも洗礼盤や、平和の鐘なども聖堂の建設を知ったヨーロッパやアメリカなど無償で届けられた。正面の入口につけられた扉はドイツのデュッセルドルフから。内側には平和への門は隣人愛なりと刻まれている。そして1954年に聖堂は竣工し、戦後に日本に帰化し広島から世界の平和を願い続けたラサール神父はよくもまあ建ったものだと漏らした。1956年に世界平和記念聖堂
は日本建築学会賞を受賞した。大勢の苦労は報われた。
は日本建築学会賞を受賞した。大勢の苦労は報われた。