きょう来年度予算案を巡る動きもあった。来年度予算案の決定に向けて、加藤財務大臣と阿部文部科学大臣が閣僚折衝を行い、教員給与の上乗せ分の扱いについて時間外勤務の削減などの条件をつけずに、現在の4%から6年後までに段階的に10%に引き上げることなどで合意した。阿部文部科学相は「教職調整額の引き上げは約50年ぶり。わが国の未来を担う子どもたちのために教師へのすぐれた人材確保に向けた大変意義深いものになった」と述べた。石破総理大臣は、来年度予算案を今月27日に閣議決定する予定だと明らかにしたうえで「本予算は“これは賛成した方がいいな”と国民世論が醸成されるように一生懸命努める」と述べた。立憲民主党・野田代表は「戦略的に何を勝ち取っていくのかをよく練ったうえで充実した審議をしていきたい」と述べた。