株と為替の午前の終値を伝えた。アメリカでは4月の卸売物価指数が発表されたが、和島さんはこれについて「前月比0.5%上昇で、これ自体は市場予想を若干上回ったが、3月分に関しては0.2%上昇から0.1%の下落に下方修正されているので、差し引きで言うと後退懸念じゃないかという受け止めだった。NYダウが反発、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が続伸で4月11日に付けた史上最高値を抜けた。アメリカの長期金利が少し手貸しており、テックの方に回ってきて結果的に日本の方もハイテク株中心に買われたということ。CPIも気になるが、日経平均がこのところ重いが気になる。決算発表スタート時の日経平均の一株利益が2,293円だったが、きのうの段階で2,206円と少し伸びが鈍化しており、株価の上値を抑えてしまっているというイメージ」などと話した。東京エレクトロンは6日ぶりの反発となっている。また、ソニーグループはランキングトップできのう決算発表をしている。和島さんは「今期の見通しは営業利益が5.5%増の1兆2,750億円と市場予想は1兆3,000億円以上でそれは下回っているが、合わせて9月末割当で1:5の株式分割や、発行株数の2.46%相当の自社株買いを行う。決算の中身を見てもマーケットが注目している半導体事業に関しては今期売上4割増ほどを見込んでいるということで、パラマウントの買収などで費用負担が大きくなったのではないかというイメージもあったが、きょうのところはその観測も後退するような見方もあり、大幅上昇が目立った」などと話した。一方、下落が目立つのはニトリホールディングス。24年3月期の純利益が9%の減益、経常利益も増益予想だったものが未達となった。現在、アメリカ株先物は上昇している。