パリ五輪開会式の2日後、五輪2大会連続金メダル獲得に臨むのが、柔道の阿部一二三&阿部詩の阿部兄妹。きょうは阿部兄妹・密着第6弾。先月、パリでの五輪イベントに参加した阿部兄妹は、海外の人から質問攻めにあった。「どっちの方が強いの?」という質問に阿部詩が「ブラザー(兄)」と答えると、海外の人は「ノー!あなた(阿部詩)も強いよ」と話していた。また「年齢は?」という質問に阿部一二三は「トェエンティーシックス(26歳)」、阿部詩は「フィフティーツー(52歳)」と答え、海外の人は「(阿部詩に)52歳じゃないよ」と指摘。階級の52キロ級と勘違いしていた阿部詩は「(この回答は)絶対に使わないでくださいね。NGでお願いします」と話していた。阿部兄妹は、フランスの子供たちに向けた柔道教室に参加した。フランスの柔道人口は日本のおよそ3倍以上の50万人で、東京五輪では混合団体決勝で日本を破り金メダルを獲得した柔道大国。そのため、2人はパリの子供たちにも大人気。練習が始まると、阿部一二三の元に一人の男の子・ホワンくん(12歳)が「内股を教えてもらいたい。うまくできないんだ」と、やって来た。阿部一二三の大ファンだというホワンくんは、憧れの阿部一二三から身ぶり手ぶりを交えて指導を受けた。夢の時間を過ごしたホワンくんは「ヒフミのおかげで内股を覚えられたよ。すごく興奮したし、ワクワクしっぱなしさ!ヒフミは柔道の神様だよ」と大喜び。兄・阿部一二三は「(フランスの子供たちは)日本の選手と会う機会は、たぶんない。その点ではすごくよかった」、妹・阿部詩は「すごくかわいかったです、みんな。この地で戦って金メダルをとって、またあの景色を見られると思うと楽しみになってきました。“頑張らないとな”と思います」と語った。