9月に東京で開催される世界陸上について、大会公式マスコットのりくワンと伝えた。男子400mハードル世界記録保持者のワーホルム選手、母国ノルウェーでのトレーニングを直撃取材した。オスロにある練習拠点施設に入ると、オラフコーチとワーホルムが歓迎してくれた。ワーホルムの顔写真を手にノルウェーの街を歩いてみると「レジェンドだよ」との声があった。68歳のオラフコーチとは、39歳も離れているとは思えない一心同体のパートナー。ウォーミングアップを終え、まず向かったのはランニングマシン。走力に比例してスピードが上がるマシンで、5秒間走を5セット。トップスピードを計測しコンディションを確認する。その合間に血中の乳酸濃度を記録、数字が高いとパフォーマンスが下がりやすいという。その後、60秒間走を4セット。これはレースを意識したスタミナ強化、最後の10秒でスピードを上げる。
食事の管理も徹底している。ワーホルムは「私とコーチのために食事を準備してくれる人がいるんだ」などとコメント。取材した日のランチは栄養価が高いキヌアが入ったビーフサラダだった。午後は3台のハードルを跳ぶ練習を繰り返す。400mハードルは10台のハードルを跳ぶ。ワーホルムは8台目以降のハードル間の歩数を意識していた。8台目から9台目を13歩、9台目から10台目は14歩。スタミナが落ちて14歩に増える時のリズムを体になじませ、減速を最小限にしようとしていた。ハードルはオラフコーチの手作りで、コーチは「2016年以降、全ての大会で持参している」などと話した。重りを上下に動かすトレーニングマシンもコーチがカスタムした。足首、膝、股関節を同時に伸展させるトリプルエクステンションをしながら下半身を強化できる。この日は自身初の416キロに挑戦。ワーホルムの練習時間は7時間半だった。
食事の管理も徹底している。ワーホルムは「私とコーチのために食事を準備してくれる人がいるんだ」などとコメント。取材した日のランチは栄養価が高いキヌアが入ったビーフサラダだった。午後は3台のハードルを跳ぶ練習を繰り返す。400mハードルは10台のハードルを跳ぶ。ワーホルムは8台目以降のハードル間の歩数を意識していた。8台目から9台目を13歩、9台目から10台目は14歩。スタミナが落ちて14歩に増える時のリズムを体になじませ、減速を最小限にしようとしていた。ハードルはオラフコーチの手作りで、コーチは「2016年以降、全ての大会で持参している」などと話した。重りを上下に動かすトレーニングマシンもコーチがカスタムした。足首、膝、股関節を同時に伸展させるトリプルエクステンションをしながら下半身を強化できる。この日は自身初の416キロに挑戦。ワーホルムの練習時間は7時間半だった。