中央区・築地市場は、東京の台所として80年以上にわたり、都民の食卓を支えてきた東京都中央卸売市場の1つだった。その役割を終えたのは6年ほど前。約19ha、東京ドーム4個分にも及ぶ広大な跡地では今後、官民一体となったまちづくりが進められることになっている。築地地区まちづくり事業について、都市整備局都市づくり政策部築地まちづくり調整担当課長・渡辺正樹に話を聞く。築地地区のまちづくり事業は、水と緑に囲まれ、世界中から多様な人々を出迎えて、交流により新しい文化を創造・発信する拠点を形成することをコンセプトにしている。跡地に誕生する施設の中心には約5万人を収容できる全天候型超多機能型のスタジアムを建設。野球やサッカーなどの多彩なスポーツ大会や、コンサートや大規模な展示会などにも対応できる計画。加えて空飛ぶクルマ、また舟運ネットワークなど更には地下鉄新駅も見据え、広域交通結節点も整備される予定となっている。壮大なまちづくりは2030年代前半に大半の施設が出来上がり、それ以降まちびらきが行われる。すべての施設が完成するのは2030年代の後半を予定している。都の担当者は、築地のポテンシャルを生かしながら、まちづくりを進め、東京を象徴するような水辺の景観を形成するまちづくりを進めていく、文化の新しい発信拠点となることを期待しているなどと話した。
住所: 東京都文京区後楽1-3-61
URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/
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