小泉農水大臣が支援に意欲を示した新たなコメ作り。コメの不足を技術で克服するコメ作りの未来に迫る。埼玉県杉戸町、東京ドーム約23個分の広大な農地をたった5人でコメ作りする企業がある。ヤマザキライス・山崎能央社長は少人数で管理できる理由について「節水型乾田直播と言って、乾いた田んぼに直接種をま。水を少なくして作る」などと述べた。水田は約70日間生育に合わせ水量を管理するとされていたが、ヤマザキライスでは水は5回与えただけ。雑草が生えやすいデメリットがあるが、ヤマザキライスでは全体の3割がこの方法で、今後もその割合を徐々に増やしていくという。土に種をまくだけなので代かきや田植えといった作業がいらない。苗づくりのためのビニールハウスも必要なくなり、設備コストを60%削減することが可能になった。全国のコメ生産費は10kg2658円が多いのに対し、節水型乾田直播は10kg750円と3分の1以下のコストで作ることができる。売り上げは2億2000万円。儲かるコメ作りで成功しているヤマザキライスは水田で作ったコメと遜色のない美味しさ。同じ品種で、水田で育てた根と比べると節水型乾田直播の根は細い根が多い。ビール酵母資材を種に吹きかけることで、病気に感染したと勘違いし、より養分をたくさん吸収しようと細かい根を張りめぐらせる。さらに水分の吸収を手助けする菌を入れ、赤く色づけすることで鳥に食べられにくくなる。不動産の営業職として働いていた山崎社長は農家の高齢かに危機感を持ち25歳で農業の道へ。ドローンを活用し光の反射で苗の状態を視覚化。最新技術で効率的なコメ作りを実践している。
住所: 東京都文京区後楽1-3-61
URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/
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