血液型による病気リスクは抗原の違いがポイントになる。人の体内には異物を排除する免疫機能が備わっていて、体にとっての異物を抗原、抗原を排除する物質を抗体という。抗体は特定の抗原のみを攻撃する性質があり、例えばB型の人にA型の血を輸血するとA型抗原を敵とみなして攻撃し血が固まってしまう。この抗原こそが病気リスクの違いを生むという。ウイルスによって結合しやすい抗原が違うため、感染しやすい血液型があるという。
血液型によって血の固まりやすさにも違いがあり、O型は血液が固まりにくく、A型は固まりやすいという。深瀬先生はO型は血液凝固因子が約3割少ないと解説。救急センターに運ばれた重症患者の死亡率もO型以外の平均が11.5%、O型は28.2%となっている。
血液型によって血の固まりやすさにも違いがあり、O型は血液が固まりにくく、A型は固まりやすいという。深瀬先生はO型は血液凝固因子が約3割少ないと解説。救急センターに運ばれた重症患者の死亡率もO型以外の平均が11.5%、O型は28.2%となっている。