- 出演者
- カズレーザー(メイプル超合金) 岩田絵里奈 矢田亜希子 おいでやす小田 ヒコロヒー 窪塚愛流 太田博樹 武藤十夢 深瀬浩一
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今回は、血液型と県民性の新常識を学ぶ。
今回のテーマは血液型と県民性の新常識。カズレーザーは血液型占いなどは信じていないという。武藤十夢と矢田亜希子は血液型の話は好きだという。
血液型別の病気リスクについて大阪大学副学長の深瀬浩一先生に学ぶ。深瀬先生は血液型で性格に違いが出るという科学的根拠はないという。ただ、血液型で病気のかかりやすさに違いはあることがわかってきていてるという。
血液型には41種類の分け方があり、一番有名なのがABO式血液型。オーストリアの病理学者ラントシュタイナーが混ぜると凝固する性質から血液型を発見したという。ABO以外にはRhプラス・マイナスもあり、日本人のRhマイナス発現率は0.5%と非常に少ない。
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- カール・ラントシュタイナー日本赤十字社
医学知識だったABO式血液型が日本だけ占いに利用されるようになったのは、約50年前の血液型でわかる相性についての本がブームになったことがきっかけだという。血液型ブームが起こった理由は、日本人の血液型がまんべんなく揃っていることがある。世界の血液型分布を見るとO型が多数を占める国が多い。
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- 厚生労働省
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血液型による病気リスクは抗原の違いがポイントになる。人の体内には異物を排除する免疫機能が備わっていて、体にとっての異物を抗原、抗原を排除する物質を抗体という。抗体は特定の抗原のみを攻撃する性質があり、例えばB型の人にA型の血を輸血するとA型抗原を敵とみなして攻撃し血が固まってしまう。この抗原こそが病気リスクの違いを生むという。ウイルスによって結合しやすい抗原が違うため、感染しやすい血液型があるという。
血液型によって血の固まりやすさにも違いがあり、O型は血液が固まりにくく、A型は固まりやすいという。深瀬先生はO型は血液凝固因子が約3割少ないと解説。救急センターに運ばれた重症患者の死亡率もO型以外の平均が11.5%、O型は28.2%となっている。
血液型別に注意すべき病気について。AB型が注意すべき病気は脳卒中・認知症。AB型はO型と比較して脳卒中リスクが1.83倍、認知症リスクが1.82倍高いという。AB型は免疫機能が弱く、免疫と密接に関係する神経系の病気にかかりやすい傾向がある。また、A型・B型がかかりやすい病気はどちらもリスクになりえる。
B型が注意すべき病気は糖尿病。B型は血液が固まりやすく血液の粘性が高い。これがインスリン抵抗性を引き起こしリスクにつながっているという。また、腸内細菌の不均衡が起こることで炎症状態になってインスリン効力が低くなっているとみられているという。さらに、B型が気をつけるべき別の病気も。
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- フランス国立衛生医学研究所糖尿病
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糖尿病リスクが高いB型は、他には肺炎や結核にかかりやすい傾向があるという。逆にB型のリスクが低いのは貧血だという。
O型が注意すべき病気は胃潰瘍とノロウイルス。O型の人が持つ抗原にはピロリ菌やノロウイルス・大腸菌など消化器系の病気を起こすウイルスが結合しやすいため、特に食べるものには注意が必要。O型にはおおらかというイメージがあるが、O型はA型よりストレスに弱いという研究結果があるという。O型がなりにくいのは高血圧で、血が固まりにくいため血栓症にもなりにくいという。
A型が注意すべき病気は心筋梗塞と脳梗塞。A型は血液が固まりやすいため血栓ができやすいため。B型も血が固まりやすいが、統計上A型の方が血栓リスクが高いという。
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- エコノミークラス症候群心筋梗塞脳梗塞
なぜ血液型によってかかりやすい病気や体質に違いが生まれるのか、そもそもなぜ多様な血液型を保って進化したのか。アフリカはO型が多いが、A型はマラリアに感染しやすいため、マラリアに強いO型が多いと言われている。ヨーロッパにA型が多いのは、O型はコレラに感染しやすく19世紀のコレラの流行でA型が多くなったという。血液型分布は感染を防ぐ生体防御機能が進化した結果で種の絶滅を回避するリスクヘッジだと深瀬先生は解説した。
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新型コロナウイルスにはO型が一番強いという。コロナウイルスが人に感染すると細胞内で増殖する際にその血液型からの抗原を持つ。そのため、A型に感染したウイルスは同じA型やAB型に感染しやすい一方、A型に対する抗体を持つB型・O型には感染しにくい。特にO型はA型とB型のどちらに対する抗体も持つためウイルスに感染しにくい傾向がある。
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- SARSコロナウイルス2
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