テーマは「もう一度食べたい!思い出の味プロジェクト」。思い出の味が二度と食べられなくなる事態が日本各地で起こっている。去年発表された調査では後継者不足での倒産件数が462件に達し過去最多になった(東京商工リサーチ調べ)。こうした現状を受け、日本各地で「思い出の味」を復活させる試みが広がっている。創業1957年、千葉県市川市にある中華料理「萬来軒」は約3年前に店主の体調不良に伴い60年以上の歴史に幕を閉じていたが、目の前が大学ということもあり学生や地元の人で大賑わい。近隣大学の生徒が店を引き継いだ。去年11月にリニューアルオープンし、先代が提供していた料理を継承し運営。開業資金に必要だった300万円は自身のバイト代と大学関連企業の融資を受け確保。メインの調理スタッフは大学の学食勤務経験がある方にお願いするなどし開業準備は整ったが、レシピは店主の頭の中にしかなく、看板メニューの唐揚げは授業の合間を縫いながら自宅で約4か月にわたって試行錯誤したという。
東京・新橋にある「烏森百薬」はランチの厚切りポークソテーやチキンカツ定食が人気のお店。提供されているメニューは絶やしたくない思い出の味。ミナデインは後継者不足で閉店した店のレシピを継承し、運営する店舗で提供している。店舗を丸ごと引き継ぐのは設備の維持費や人件費などのコスト面からハードルが高いため、レシピのみを引き継ぐ方法を考えついた。得た収益の一部は店主に還元される仕組み。「ビーバー定食」を紹介。このメニューは2020年に閉店した東京・神田の人気洋食店「キッチンビーバー」の人気メニュー。1960年に創業した「キッチンビーバー」は高木さん夫妻が切り盛りする人気店だったが、夫・章さんが体調を崩し入院。妻・カヅ子さんは一人で店に立ち続けたものの、自身も体を壊して閉店を決断していた。
東京・新橋にある「烏森百薬」はランチの厚切りポークソテーやチキンカツ定食が人気のお店。提供されているメニューは絶やしたくない思い出の味。ミナデインは後継者不足で閉店した店のレシピを継承し、運営する店舗で提供している。店舗を丸ごと引き継ぐのは設備の維持費や人件費などのコスト面からハードルが高いため、レシピのみを引き継ぐ方法を考えついた。得た収益の一部は店主に還元される仕組み。「ビーバー定食」を紹介。このメニューは2020年に閉店した東京・神田の人気洋食店「キッチンビーバー」の人気メニュー。1960年に創業した「キッチンビーバー」は高木さん夫妻が切り盛りする人気店だったが、夫・章さんが体調を崩し入院。妻・カヅ子さんは一人で店に立ち続けたものの、自身も体を壊して閉店を決断していた。