未来を切り開く最先端が集結。ぐるぐる回る特大中華鍋。ご飯を鮮やかに舞い上げパラッパラにかき混ぜると、3分ほどで試食用80人前のチャーハンの完成。今月、東京ビッグサイトで行われた食品機械の展示会「FOOMA JAPAN 2024」。過去最多の989社が参加し、最先端技術を搭載した食品機械などが展示された。特に開発が進むのは省人化を目指した技術。“寿司はじめませんか?”と書かれたブース。プリンターのような小ぶりな箱から出てきたのはシャリ。好みに応じてシャリの大きさも変えられ、1時間でおよそ1000貫握ることができるという(寿司シャリ機)。国内向けに開発した商品だが、コロナ禍以降、海外からの問い合わせも増えているという。鈴茂器工・鈴木美奈子社長「コロナを機に日本食の文化がさらに見直され、特に米飯の需要はかなり高くなってきている」などと話していた。人に代わってシューマイをトレーに盛り付ける機械。特にすごいのは、ふわふわの卵焼きをそっとつまんでトレーにのせること。やわらかい卵焼きをいい感じでつまめる理由は先端のトング部分にある触覚センサ。食材に触れたとき「滑り」を検出し、ちょうどいいつかみ具合に調整している。
住所: 東京都江東区有明3-11-1
URL: http://www.bigsight.jp/
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