今月10日に政治刷新本部を設置した。岸田総理が本部長で麻生副総裁や菅前総理が最高顧問をつとめる。国会議員38人が参加していて、今月11日に初会合が開かれきょう午後1時から2回目の会合が行われている。番組のアンケートで政治刷新本部に期待が持てるか?という質問に対し「期待が持てる」がわずか6%にとどまり「持てない」が94%にのぼっている。刷新本部のメンバー38人の所属している派閥を見ると安倍派が一番多い。安倍派の10人のうち9人が直近5年間で数十万~数百万円裏金化した疑いがかけられている。ただ岸田総理としては党が一致結束して議論を行うにあたり特定の人間を排除する「排除の理論」は適切ではないとしてメンバーの交代については否定している。今週19日、捜査の山場をむかえると見ている。このあいだに谷川議員の略式起訴、議員辞職が起きる可能性がある。来週25日頃に中間とりまとめが行われそうでその翌日から通常国会が始まる予定。星さんは「この政治刷新本部は何を刷新するかがわからない。誰も詳細にキックバックの背景を話していないなかでその実態をどこまで刷新するかは不透明」と指摘している。また国会については「岸田さんははやくこの問題を早く上げて予算の審議をして整理させたいと思っているんでしょう。おそらく野党はそうはさせないということで、最初は予算の審議には入れないと思う。世論は野党に対し追い風なので通常国会は冒頭から波乱含みになってくると思う。」などとコメントした。