東京大学と民間企業の研究グループが開発した技術。カルシウム・栄養剤を土に注入することで微生物が炭酸カルシウムを作り出す働きを増進させ地下深くまで地盤を固めるもの。複数の場所で採取した軟弱地盤の土壌350グラムを室内で実験したところ数週間程度で1平方メートルあたり10トン程度、耐える強度に固めることができた。環境への負荷が少ないのが特徴で特許をすでに取得し、新年度中にも25平方メートルほどの敷地を利用した屋外での実証実験を行うことにしている。将来的には自身の液状化対策や汚染された土壌の封じ込めなどに応用したいとしている。