テレビ朝日では「未来をここからプロジェクト」の一環で気候変動問題などSDGs企画を伝える。今日のテーマは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」。日本の水素技術で中東地域の平和に貢献したいと訴える大学生を取材。東京大学経済学部4年・小倉朋子さんは、サウジアラビアなどの中東諸国が化石燃料からの脱却を図る中、日本が推進するクリーンエネルギー「水素」で協力を深め平和外交につなげるとの思いを外務省主催のスピーチコンテストでぶつけることにした。中東平和への思いその背景について、小倉さんは「難民支援の活動でシリア難民の方と出会ったこと」と語った。紛争が続くシリアから日本に逃れてきた学生と交流を重ね支援してきた。その経験から紛争のリスクを減らすために経済の安定に貢献したいと考えた。挑んだスピーチコンテスト。57人が応募した中、説得力ある提案が評価され最優秀賞(外務大臣賞)に輝いた。小倉さんは「日本が中東の脱炭素化に伴う産業の多角化に貢献することができれば、今後の紛争も避けられるのではないかと思っている」と語った。小倉さんは4月からは金融機関で働くという。今後は金融、投資というツールで国際貢献をしたいと話していた。