昨日の東京株式市場では、イスラエルによるガザへの地上侵攻が迫っていることから、投資家間でリスクを避ける動きが広まった。原油先物価格の大幅上昇も重しとなり、日経平均は一時700円以上値下がりし、3万2000円を割り込んで取引を終えた。市場関係者は「紛争が周辺の国にも広がれば原油価格がさらに上昇し、株価は一段と下落する可能性がある」と指摘している。こうした中、比較的安心とされる「金」を買う動きも広がっている。大阪取引所で金の先物価格が14日に一時1gあたり9262円をつけ、約1か月ぶりに取引時間中の最高値を更新した。