3日のニューヨーク株式市場では、製造業の景況感を示す指標が市場の予想を下回ったことなどから、米国の景気の先行きへの慎重な見方が広がり、主要な株価指数がそろって下落した。これを受けて、きょうの東京株式市場でも取引開始直後から売り注文が膨らんで全面安の展開となり、日経平均株価は一時1500円を超える急落となった。現在の日経平均株価は、きのうの終値より1490円8銭安い3万7196円23銭となっている。市場関係者は「米国の景気の先行きに対する慎重な見方から投資家がリスクを避けようとする動きを強め、東京市場でも半導体関連銘柄が大きく値下がりするなど売り注文が膨らんでいる」と話している。