日経平均株価が一時1100円以上下落。東京株式市場では取引開始直後からほぼ全面安の展開となった。きょうの午前の終値は3万5613円32銭だった。先週末発表の米国の統計で雇用者の増加数が市場予想を下回ったことから米国で景気減速の懸念が広がりニューヨーク市場で主要な株価指数が下落したのが要因で、円相場が円高傾向になっていることも押し下げる要因となっている。市場関係者は「米国の景気動向について悲観的な見方をする投資家が多くなれば再び株価が大きく下落する二番底もあり得る。しばらくは不安定な値動きが続く」としている。