東京株式市場は、取引開始直後から全面高の展開となり、日経平均株価は、取引開始から3分ほどで、初めて5万円の大台を突破した。上昇幅は一時1100円を超え、午前の終値は先週末と比べ1037円71銭高い5万337円36銭となっている。米中の貿易摩擦への懸念が和らいだことが要因。両国による協議の結果、中国によるレアアース関連の輸出規制強化が1年間延期されるとの見通しが示されたことが、積極的な買いにつながっている。期待が先行するかたちで節目を突破したが、今後は、株高に見合う経済情勢をつくっていくことが課題となる。
