東京湾アクアラインのトンネルの長さは約10kmで、海底に上下線2本のトンネルが通っている。一般的なトンネルは厚さ30cm程のコンクリート製の壁でできているが、アクアラインのトンネルは65cmの外壁と35cmの内壁の二重構造になっている。水深60mの水圧に耐えられるような2重構造で、設計上は2倍の水圧にも耐えられるとされている。また外壁は鉄筋コンクリート製のセグメントを組み上げて作られ、隙間は濡れると膨らむシール料で埋められて浸水しない。アクアラインのトンネル内には道路の下部に入る非常口が330mおきに33個設置されている。アクアラインの橋は作業員が橋げたと橋脚の間から目視で日々点検をこなっている。アクアラインでは開通以来橋の崩落・ひび割れ事故は1度もない。