東京証券取引所の取引時間がきょうから30分延長となる。終了時間が延びるのは1954年以来、70年ぶり。東京証券取引所の取引時間はこれまで午後3時までだったが、きょうからは午後3時半までとなる。終了時間が延びるのは70年ぶりで、海外の投資家などによる日本株の取引量を増やす狙いがある。また、延長にあわせて、終了前の5分間に「クロージング・オークション」という新たな仕組みも導入する。この5分間は注文はできるが、売買は成立せず、株価も変動しない。ロンドンや香港など海外の市場で行われているこの新制度の導入によって、終値に向けた取引の透明性が高まるとされている。取引時間の延長に加え、新たな仕組みで取引の参加者を増やし、市場をより活性化させたい考え。