トランプ氏の関税政策と報復の連鎖に懸念が広がっている。今日の東京株式市場は全面安の展開で、日経平均株価は一時2900円以上急落。きのうより2644円安い31136円で取引を終えた。過去3番目の下げ幅となっている。トランプ大統領の相互関税に対して中国が先週報復関税を発表。世界の景気が後退するのではとの懸念が強まり、アジア各国の株式市場も大幅下落しており、世界同時株安に歯止めがかかっていない。市場関係者からは「各国との交渉の進展など好材料が出てこない限り、株価回復は期待できない」との声も上がっている。