スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第5戦を兼ねた世界選手権の開幕前日のきのう、本番会場で、出場予定のスケーターたちが練習を行った。パリ五輪出場枠は、最大3枠。選考ランキングで、代表圏内の男子3番手につける佐々木音憧は、9月のパリ五輪予選第4戦で、ラン2本目のラストに大技を成功させ、高得点をマークした。ベストトリックでも、高難度トリックを成功させ、五輪予選で、自身初の準優勝を果たした。佐々木は去年、通信制の高校に入学するとともに、地元・三重県を離れ、練習環境の整った愛知県に移り、スケーターの兄と共同生活をしている。下宿先から徒歩2分のスケートパークで店番をしながら、練習を続けている。代表選考は、来年6月まで続く予選の結果をもとに決定する。世界選手権は、他の大会よりポイントが大きく、佐々木は今大会で上位に入り、高ポイントを獲得すれば、代表に大きく近づく。堀米雄斗は、日本人4番手についていて、今大会について、出るからには1位を狙っているなどとしている。きょうは女子の予選、あすは、男子の予選が行われる。