東京都はカスハラの防止条例を全国で初めて制定する方針を示している。今日有識者会議が取りまとめた提言ではカスハラの定義について「暴言や正当な理由がない過度な要求など不当な行為」としている。具体例として3000円で買った誕生日ケーキの名前が間違っていた場合に1億円を要求する行為はカスハラに該当するとした一方で、丁寧な口調で3000円の返金を要求する行為は該当しない可能性があるとした。更に条例やガイドラインに盛り込む内容についても意見交換を行った。東京都は条例案の提出に向けて、今後パブリックコメントなどを実施する予定である。