小田凱人選手は「帰国して国内の盛り上がりを感じた。車いすじゃない子があこがれの選手として僕の名前を出してくれような世界にしていきたい」と話した。追い込まれてからの大逆転について、「追い込まれて防いでからが一番楽しかった。テニスを楽しめた」という。マッチポイントで相手がミスしたことで”緊張してるんじゃないか”と思い、「ここから一気にいこう」とムードを作ったのだそう。男子の車いすテニスはどんどんスピーディーになり一般のテニスに近づいていて、「このアルフィー選手と僕で変えていっている。彼とは試合以外でもそういう話をよく話す。2人で盛り上げていきたい」と小田選手は語った。試合直後のアルフィー選手は「よくやった。俺らでやったぞ、2人で作り上げた」と小田選手に話したそう。この熱い言葉をもらったことがこの試合の一番よかったと思えるポイントなのだと小田選手は言い、「勝ったときくるくる回っていたのは倒れようとしていた。倒れられなかったから車輪を外した」と笑った。中学1年生のときにパラリンピックでの金メダルを目標にした小田選手。当時書いた目標達成シートを紹介。真ん中の目標は『2024 金』。課題として書いてある「おかしを食べない」は今回勝ったことで解禁したのだそう。数年ぶりにコーラを飲んだ、と小田選手は話した。