SNSを通じたネットの力が選挙結果に影響したことし。安野貴博は、これまでもネットのなかで選挙に対する盛り上がりはあったが、選挙結果に影響を及ぼすところまではいっていなかった、ことしに入り、勝敗にも影響を及ぼすようになったなどとし、SNS利用者は増え続けていて、高齢者にも動画メディアを見る習慣が当たり前になってきていることも大きいなどと話した。ブロードリスニングとは、AIを使って多くの声を収集して見える化すること。数万規模の意見をAIが処理して、視覚的に集約することで、効率的に意見を把握することができる。安野貴博は、東京都知事選でSNS上の自身に関する投稿をAIに分類させ、テーマごとに色分けしてまとめた。テーマごとのコメントの内容分析や、代表的なコメントの例示もAIが行っている。安野貴博は、ブロードリスニングをもとに、マニフェストを選挙期間中に計85回バージョンアップしたなどと話した。東京都では、安野貴博がアドバイザーとして入り、2050年代の東京はどうなってほしいかという意見募集をブロードリスニングを導入して行った。安野貴博は、少数意見を塊として捉えることができ、政策を作るうえで参考になる、攻撃的な言葉などはAIで言葉を置き換え穏当な表現にしているなどとし、マーケティング分野でも使われていくことになる、コールセンターで行われているVOCの進化版であり、サービスやプロダクトの改善に活かせるなどと話した。安野貴博は、このレベルができるようになったのは、ChatGPTなどがで始めてきたころから、AI活用のレースは始まったばかりであり、日本企業も戦えるなどと話した。