「啓翁桜」は、つぼみになる花芽のついた切り取った枝を温室で栽培することで真冬に花を咲かせる桜で、山形県が全国一の出荷量を誇る。産地のひとつの西川町ではきょうから出荷が本格的に始まり、農協の施設で開かれた出発式には町や農協の職員など30人余りが出席した。はじめに神事が行われ、出荷の安全などを祈願したあと、「啓翁桜」を載せたトラックが東京の大田市場に向けて出発した。西川町では今シーズン、約31万本が首都圏を中心に出荷される予定で、出荷作業は来年4月上旬まで続く。
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