相続トラブル。相続問題に詳しい弁護士を紹介するインターネットサイトのアンケートによると、5人に1人は相続トラブルを経験。50歳以上の2人に1人が相続経験者だという。決して他人事ではない相続に関するトラブル。そこで今回ミヤネ屋が話を聞いたのは北関東在住の向仁子さん。相続をめぐりあるトラブルに見舞われているという。ことの発端は2年前向さんの父が亡くなり、相続が発生。その際、高齢の母は「こんな難しい手続きは、後期高齢者にはとてもできない」と話したという。そこで向さんら兄妹3人で相談しながら相続の手続きを始めたという。向さんの実家の所有権は父親になっており、相続人は母と向さんら子ども3人で問題はなかったという。しかし、母の実家の不動産登記について調べると、すでに亡くなっている母の祖父と母の共同所有になっていたという。母の実家は北関東の山間部にある築150年以上の古民家。親族は住んでおらず現在賃貸物件として貸し出しているという。実家以外にも関係する不動産は38筆あり、名義はバラバラ。固定資産税を払っている母の名義で不動産登記を1本化しようと戸籍から調べた結果、相続人が母を含めて59人いることが判明。ナゼ相続人が59人もいるのか。向さんの曽祖父には11人の子どもがおり、さらにその中の1人である祖父には9人の子どもがいてその内の1人が向さんの母親。その結果母を含めて59人の相続人がいる状態だという。売却する際、相続人59人全員の同意が必要だということに。さらに寄付する際にも相続人全員の同意が必要。相続トラブルの解決法とは!?