中国政府が日本からの水産物の輸入を正式に再開。中国は福島第一原発の処理水放出を理由におととし8月から日本産水産物の輸入を全面停止していた。輸入停止前取り扱うホタテの2割を中国に輸出していた北海道のホタテ業者(丸ウロコ三和水産・山崎社長)は取引相手が戻って来る喜びがある一方、販路拡大による価格高騰が懸念材料だという。中国総局・冨坂総局長は「日本との関係は米中対立を見据えて安定させたいと思っている。安全重視の姿勢を強調しながら国内世論にも配慮した形」と指摘。中国国内からも喜びの声。北京の日本料理店「東也」は輸入ストップから中国人客が9割減少したという。福島・宮城・東京など10都県の水産物は除外。