都内公立学校の小学6年生と中学3年生に配られた東京都教育委員会の9月の広報誌では「都立高校が新しい学びの場に進化」とある。今年5月から全ての公立学校で生成AIを活用できる環境が整った。「都立AI」は学校の生徒や先生だけが安全に使用できるよう開発された。小岩高校では数人の生徒に教え、あとはその生徒が他生徒に教えるという方法を取っている。生成AI研究校として2年前から生徒主体の授業を行っていて、3年生になると生成AIを活用して自分の興味を研究開発に変えていく生徒たちの姿がみられた。学ぶ力をAIがサポートするのががっちりハマったなどということ。都立高校のリアルが魅力を向上させるため校舎の改築・改修も進んでいる。日野高等学校では広いグランドやバスケコートが2面取れる体育館や、教育庁が展開する新たな教育スタイルのモデル校としてデジタル教科書を導入している。狙いについて島倉都立高校改革推進担当課長は「予測困難な時代において都立高校生が進路選択の際にデジタル端末を活用し1人1人の興味関心の学びにを深めていくことが不可欠、リアルとデジタルを組み合わせた新たな教育スタイルの導入で学びの選択肢を増やし生涯に渡り持続的などに学ぶ力を身に着けた自立した学習者になってほしい」などとした。東京都は今後データサイエンスやアントレプレナーシップなどデジタル教材を開発し都立高校で活用を目指す。11月には都立高校の魅力向上等に係る懇談会を設置、取り組みを進めていくと考えている。文教委員会ではさらに審議を行っていく。
