鳥取県の伯耆町・江府町・日野町にまたがる山間部では、東京に本社を置く発電事業会社が大規模な風力発電施設の建設計画を進めている。3町は住民の反対の声などを理由に計画に反対していて、町長らは平井知事とともに地元選出の赤澤経済産業相に要望書を手渡した。許認可などの手続きで地元の同意を要件とするように電気事業法を改正し、計画中の事業でも地元の理解がないまま施設の設置が進まないよう国の事業者への指導を求めた。赤澤経済産業相は「事業者に対し必要な対応を強く求め続けていく」、小澤敦彦伯耆町長は「(事業が)中止になるようにお願いをしていきたい」などと述べた。風力発電の事業者は住民説明会をこれまでに繰り返し開催していて、来月にも再び開催し計画の理解を求めていくという。
