福島第一原発の処理水放出から1週間が経過し、福島県いわき市では福島県内の漁協の組合長などが集まって状況確認を行った。宮城県石巻市の水産加工会社では、1日の出荷量が半分~3分の2程度に減少しているなど影響が出ているという。高知県のレストランでは、中国人観光客のキャンセルが相次いでいるという。埼玉県のラーメン店では中国からの嫌がらせ電話が続いているというが、激励のメッセージが来ることもあるという。こうした中、岸田首相は今日の午後に関係閣僚と対応を協議し、水産事業者支援について詰めの調整を行ったとみられている。具体的には風評対策などを目的とした基金を拡充し、新たに数百億円程度を積み増す方向で検討するなどしているという。