神奈川県にある湯河原温泉は歴史ある温泉街の1つだが、宿泊客が激減し苦境に立たされている。湯河原町は箱根や熱海に隣接しておりアクセスの良さも魅力だが、メイン通りはシャッターの閉まったお店が並んでいた。ピーク時には年間130万人以上が宿泊していたが、バブル崩壊や新型コロナの影響で現在はピーク時の半分以下になっており、旅館や飲食店などが廃業してしまい、130軒ほどあった宿泊施設は現在約70軒まで減少している。地元の人は廃れていく危機感を持っており、隣町の箱根と比べてしまうという。そんな箱根の3連休中の様子は歩道を埋め尽くすほどの観光客で溢れていて、湯河原温泉について「知らない」と答えた若者の声こそが課題だと湯河原町も認識していた。