きょうの“しらべてみたら”は、昭和100年を迎えた今年、昭和時代のアレコレが今どうなっているのかを調べてみた。“昭和は良かった”という意見ばかりではないようで、60代男性は「(昭和は)良くもあり悪くもあり。ハラスメントは当たり前だったし、(学校で)女の先生も結構、(生徒を)殴ってたね。しかもゲンコツとかで」と話す。他にも、昭和の通勤ラッシュは今では考えられない地獄絵図。昭和47年頃の東京・新宿駅では、凄まじい数の乗客が何とか乗り込もうと押し合いへし合い。そのため欠かせなかったのが乗客を列車内に押し込む人たちで、“押し屋”と呼ばれた。ぎゅうぎゅう詰めの車内では、女性が失神することもあったという。昭和32年、東京タワーは命綱なしの鳶職人が手作業で建てた。鳶職人は命綱なしで鉄骨の上をスタスタと歩き、文字通り“命がけ”の仕事だった。昭和47年頃の東京都内の路上に目を向けると、オートバイはノーヘルが当たり前だった。