業界が注目する新技術が先端から青い光を放ち歯周病を治療する「ブルーラジカルP−01」。東北大学・菅野太郎教授がベンチャー企業とともに17年かけて開発。たった1回5分の治療で歯周病菌の99.99%が死滅するという世界初の歯周病医療機器。すでに各地の歯科医院が導入。そもそも歯周病が怖いことは、かかっても気付かない人が多いこと。歯周病の原因は歯垢。歯と歯茎の間にたまると炎症を起こし、痛みがないため気付きにくい。進行すると、骨が溶けるという。重度になると歯茎を切って歯石を除去したり、歯を抜くしかないケースがないそうだが、「ブルーラジカル」が新たな選択肢になったという。治療法は麻酔をして、歯茎のすきまに機械の先端を差し込み、超音波振動で歯石を除去する。先端から薬液と青いレーザーが出て殺菌。5分で終了し、歯を失わずに済むという。課題は治療費だという。