逆転でのクライマックスシリーズ進出を目指す楽天。その大事な一戦を託されたのは、去年10月に受けた右肘の手術から完全復活を目指す田中将大。本拠地の声援を背に今シーズン初めて1軍のマウンドへあがる。積み重ねてきたものを結果で示したいと臨んだ立ち上がり。ストレートをコーナーに投げる。2回以降は多彩な変化球を駆使し、オリックス打線に的を絞らせない。迎えた4回、3連打などで同点とされ、尚も3塁・2塁のピンチ。スクイーズで勝ち越しを許すと143キロのストレートをライトスタンドに運ばれるなど田中は5回4失点で降板。悔しい結果になったと復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。