海の生態系の保全などを話し合う国連海洋会議がフランス南部・ニースで開かれている。ASEAN(東南アジア諸国連合)を代表して演説したベトナムのファム・ミン・チン首相は「海はいま海水面の上昇や汚染、地政学的な緊張などの試練に直面している」として、青い海の保全と持続可能な利用のために、国際社会がより迅速に手を取り合って行動するよう呼びかけた。チン首相はASEANの4つの優先方針を紹介し、特に競争ではなく強力に基づいたグローバルな海のガバナンスの強化を呼びかけた。さらに3つの積極性の精神を指摘。海洋経済の発展と海の生態系の回復のための政策やプログラムを積極的に実践すること、特に知見の共有や技術移転などに関する協力を積極的に推進すること、各国・各地域・全世界が様々なイニシアチブを積極的に提案し参加し転化していくことを呼びかけた。