バレーボール界のミラ★モン マサジェディ翔蓮くんに密着取材。福岡大学附属大濠高校バレーボール部は全国大会22回出場、2010年インターハイ準優勝の実績を誇る。指導はOBの前園洋行新監督。京都の強豪 東山高校の元コーチだった。高橋藍選手を指導したこともある。監督はチームを変革するための案として190cmの高さを活かしたブロックの強化に乗り出した。そして独特の「ブラザーシステム」がある。これは3年・2年・1年生を長男、次男・三男として3人一組を作り、1年が練習に専念、2年がこれを育て、3年がコミュニケーションを取るというもの。従来のピラミッドとは逆のシステムだ。翔蓮の武器は最高到達点345cmに及ぶスパイク。これは日本代表レベル。さらに横回転の「ジャイロスパイク」はチームの得点源となっている。春の高校バレー福岡県予選。順調に勝ち進み、準決勝の相手は、一昨年敗れている因縁の九州産業。第一セットを奪われ後がなくなった。